ハンマースホイ展

午後は同じ上野の西洋美術館に移動して、デンマークの画家ハンマースホイ展。
北欧のフェルメールなどといううたい文句もあったが、こちらはまあフェルメール展ほどの大混雑はない。
後ろ姿の女性のいる室内。静かな絵だ。
ただし、似たような絵を執拗に描いた人のようで、朝の早起きと昼飯後というのが影響して見ているうちに眠くなった。僕らだけではないらしく、他にもあくびをかみ殺している観覧者がちらほら。
同時代のデンマークの画家の絵もあり、似たような室内の絵が展示されていた。同じ題材を描いても画家によって確かに描く世界は違ってくる。他の画家が心地よい温かさを描いているのに対して、ハンマースホイは冷たく厳しい。禅的な境地、か。