モディリアーニ展

土曜の夜はC夫妻につきあって頂いてスペイン料理、タパスとワイン。4人でワインを2本空けた。おいしかったがちょっと飲み過ぎでは?
翌日曜日、ついでなので(?)乃木坂の国立新美術館新国立美術館だっけ?)にモディリアーニを見に行った。
モディリアーニは特に好きというわけでもないし、首の長い人の絵ぐらいの知識しかないわけだが、見ればそれなりに面白い。
展示自体はアフリカのプリミティブ・アートとの関連に注目しているのだろうが、後期の一連の(モディリアーニらしい)肖像画を見ているとまあそれはどうでもいいかという気に。それより肖像画なので、一応モデルによって違う顔に描いてるんだなというのが意外で面白かった。全部瞳を塗りつぶした目で同じ顔に描いてるのかと思っていたので。
ここに入る前に六本木ミッドタウンの富士フィルムで女優の肖像写真展をやっているのを見てきたせいで、モディリアーニ肖像画もこれは浅丘めぐみだとかこれは丘みつ子だとかいうふうに見えてどうしようもなかった。
形態の特異さが強調されるモディリアーニだが、色使いは美しい。特に肖像画の背景に赤茶色が使われているのが人物の肌色と良い感じだった。
昔、赤瀬川源平が「絵を観る時は自分で買う気で観ると面白い」とか書いていたので、ヨメサンに「どれか1点くれるとしたらどれがいい?」と聞いたら、自分とは全く違うのをみてたので面白かった。プリミティブアート的、意匠的なのがいいらしい。本物は買えないので、おみやげにその手のプリントのTシャツを購入。自分はちゃんと顔を描いてるほうが面白かったので、赤い髪の若い女ボッティチェリのヴィーナス風の肖像の絵はがきを購入。
その後表参道ヒルズを見物。さすが安藤忠雄、変わってるのね。中に入ってるラーメン屋は一杯1200円だった!