読書

花神」も読了。「翔ぶが如く」は長すぎて途中つらいところもあったが、「花神」はだいぶ短いので読みやすかった。「翔ぶ」の西郷像が結局つかみどころがなく終わってしまうのに比べて(まあそのつかみどころのなさが西郷、と著者は言いたいのだろうが)、村田蔵六の人間像は際立っている。大村益次郎が長命したら歴史の様相は多少異なるものになっただろうか。西南戦争に西郷が破れるのは同じ結果だろうな。
で、次は「坂の上の雲」。もっとも図書館では1巻めが貸し出し中だったので、2巻を最初に読んでいる。いいんかい?
勝てるはずのなかった露西亜に勝ってしまった。そのことがその後の日本を誤らせてしまった、ということなんかな。