ルーシー・リー展

地階の食堂で昼食を取った時にビールを飲んだのがまずかったか、眠くなった。
同じ国立新美術館でやっていたルーシー・リー展を観るが、それもあってあまりピンと来なかった。
もともと陶磁器はきらいではないのだが、彼女の小さすぎる高台や薄すぎるふちになんとなく居心地の悪さを感じてしまった。あるいは胴が小さく口が大きく開いた花器なども不安定感から何か不安な感じを抱いてしまう。
バーナード・リーチと相容れなかった部分というのも、案外そんなところかもしれない。器の形をしていながら、美術品になっている感じ。
(帰ってきてからリーチが民芸運動と関係が深い人と知ってそんなことかな、と)
しかしもともとこれを観たがっていたヨメは満足の様子だった。オトコとオンナの感覚の違いというのもありそうだ。