中辺路・熊野古道
朝はどうしても8時すぎのバスに乗りたかったので、ちょっと忙しかった。本当はもっとのんびりできれば良かったのだが。
亀屋前というバス停になっている。幸いに雨はあがり良い天気になった。
バスは熊野本宮を経由して、発心門王子というところまで行く。
周遊券は本宮までは使えるが、その先は周遊区間外とのことで、その分のバス代は必要だった。今日の予定はまず熊野古道・中辺路の最後のところだけ、発心門王子から熊野本宮までを歩く。ここが今日の古道歩きのスタート、発心門王子。
鋪装された道をあるいて行くと、山里の道になる。
鳥除けの案山子なのか、不思議な人形に出会う。
林に入ったり、里に出たりを繰り返す。
ここは何王子だったか。紅葉と石畳がいい感じ。
日当たりの良い尾根上に集落がある。お茶やみかんを植えているようだ。
細い坂道を登り切ると、伏拝王子の茶屋があった。
おばあさん達があつまってコーヒーや手作りのものを売っていた。コーヒーをもらってひと休み。
伏拝王子からは熊野古道中辺路で初めて本宮の地が望まれるところ、らしい。
近くの家はNHKの朝ドラ、ほんまもんの撮影に使われたところなのだそうだ。
再び山路へ。
古道が橋で車道をまたいでいる。「この上熊野古道」
最後に古道を離れてちょっと寄り道をすると、本宮大斎原の大鳥居が見えた。
山路から車道に出る。本宮大社はもうすぐだが、町営住宅風の家が並んでいる。
本宮の境内に到着。といってもこちらは裏門風の鳥居。
昨日に引き続き、2回目の熊野本宮大社。ヤタガラスのヤタポスト。
昨日行けなかった大斎原の方にも行ってみる。明治時代に水害で流されるまではここが熊野本宮の地であったらしい。数百年、いや千年か、続いた熊野本宮が流されたのは、明治期になって上流の森林が伐採されたためとも言われているようだ。
現在は巨大な大鳥居のみで、社殿はない。
本宮大社前のバスを待つ間に、亀屋で用意してくれた「めはりずし」でお昼をすませる。バスに乗り、中辺路を田辺方向へ。
バスを途中の「近露王子」で下車。再び、ちょっとだけ熊野古道。目指すは熊野古道のアイドル?。
山路ながらしっかりした石畳の路だ。
ちょっとした尾根の小高いところに、ひっそりと小さな小さな牛馬童子像がある。が、人気スポットか、人の姿は結構多かった。
自動車道に出ると、道の駅があって、食堂や売店をやっている。
バス待ちでヨメさんが紅茶を頼むとゆで卵がついてきた。紅茶にゆで卵?と不審に思ったヨメは確認していた。
バスを途中で1回乗り継いで、夕刻に紀伊田辺に到着。
ここから特急で和歌山に出る。