ターバン

昨日のTV東京「美の巨人たち」はフェルメールの「青いターバンの少女」(または「真珠の耳飾りの少女」)をやっていた。
視聴者のリクエスト、女性の肖像画1位ということらしい。
カメラマンが照明光を再現しようとしたが、現実にはありえない光なのだそうな。モナリザの腕も現実からするとおかしいとか、フェルメールの「ミルクメイド」も調度品の構図を意図的に変化させているとか、絵画にはこうした手法が結構あるようだ。
それと絵の構図がローマで処刑された少女の肖像画によく似ているという話題。(こちらの絵も以前の回で紹介していた。)確かにそっくりだし、印刷も出回っていたとなると、この絵をフェルメールがモチーフにしたというのもありそうな話だ。
それからターバンは中東を象徴し、キリスト生誕の地に繋がってるとか、ターバンを巻くのは男性に限られていて、女性がターバンを巻くのは珍しかったというような話もやっていた。この時代は海洋貿易の発達で異国の風俗が流行してて、女性のターバンもはやってたのかと思ってたのだが。上述のイタリアの少女もターバンを巻いてるんだがどうなんだろう。

#テレビ東京のサイトで確認すると、
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/frame/frame3.htm
イタリアの肖像画グイド・レーニ作『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』だった。覚えられん。