奇跡を呼ぶ男

不遇な時を過ごし、この人はどうなってしまうのか、このまま欧州の片隅で朽ち果ててしまうのかとさえ思わざるをえなかったのに・・・
何か並の人とは違うものを背負っているとしか思えない。ゴールキーパーとしてのフィジカルな能力、そして技術、経験、精神力。そういう風にくくられるものとは全く違った要素がこの人を動かしている。
ジーコになって大きく変わったと思うこと。完全にボールをコントロールし99パーセント試合を支配しながら勝負に勝つという点では勝ちきれなかったチームが、完全に相手にやられてぼろぼろになりながらも、最後に勝負だけはものにするチームになった。ジーコを換えれば良いサッカーになるだろうか?日本代表監督もセレソンの監督やドイツの監督のような過酷な仕事になってしまったようだ。
いずれ日本も日本人の監督をという声は出てくるだろう。アテネ後の山本昌邦か?しかしジーコがアジア予選を勝ち抜けばドイツまでは行くだろう。アジア予選が怪しくなった場合のリリーフなどには使いたくなかろう。となるといずれにしてもドイツの後ということになるか。(予選で敗退してしまえば、ドイツ大会以前の線もあるかもしれないが。)
日曜日の朝、家にいる時はサンデーモーニングを見ている。(昨日TBSを批判していてなんだが。)大沢親分と張さんの「喝」のコーナーを「しょうがね〜な〜、このオヤジたち」といいながら見るのが好きなのである。で、今朝は張本が1リーグ化問題について強硬に選手はわがままをいうな、選手には何のアイデアもない、と言い張ってるのが面白かった。現役時代の張本に比べれば今の選手なんてわがまま言い放題、甘やかされてると思うのだろうし、いろんな裏の事情も知ってればそんな言い方になるんだろうが、世の中の大勢(これもよくわからないけど)から見ると突出した印象を受ける。
プロ野球という興行を「改革」しなきゃならないのは確実なんだろうけど、リストラして1リーグにすりゃホントに何とかなるだろうか。2リーグを残し、1部リーグと2部リーグにすればいいんじゃないの。選手も減らさずにすむし、2部の人気が落ちるといっても今のパリーグ程度には入るだろう。(大体セントラルとパシフィックって名前からして噛み合ってない。パシフィックだったらアトランティック、セントラルだったらペリフェラルか?ペリフェラル・リーグはイヤだろうな。昔2リーグに分裂したいきさつだってそんな立派な動機だったはずもない。知らないけど。)入れ替え対象の1部下位チームも気合いが入るだろうし、2部で結果を出せばシーズン途中で1部へのトレードもあり、とすれば2部の選手のモチベーションも維持できるし、2部チームの経営的にも助けになるだろう。
てな、僕でも考え付くような選択肢が出てこないところにプロ野球の体質的問題を感じる。まあ、今やプロ野球はほとんど見ないのでどうでもいい話ではあるのだが。ダルビッシュがまた甲子園に出ることになり、これは見そう。