震災その後

地震と震災については山ほど書くことがあるようで、あまり書く気になれない。
郡山は揺れ方も酷かった割にはまだ被害は少ないほうに思えるし、震災からの復旧も早いようである。
中でも食べ物屋が営業しているのを見ると不思議に元気が出てうれしくなるものだ。特に大手のチェーン店よりは地元の個人営業の店で早々に営業を再開するところが多いような気がした。チェーン店はいろいろ小回りが効かない事情もわからなくはないが、あの店はすぐに開けてくれたなどということを市民は案外ずっと忘れないのではないかと思う。
今日あたりからようやくガソリン不足も解消の模様。

3.11巨大地震

職場で大きな長い地震。この時点ではこれほどの被害規模とは想像もつかなかった。
帰宅命令が出て郡山市内の自宅マンションへ。外壁に亀裂、玄関が歪み中に入れない。
幸いヨメはたまたま外出中で難を逃れた。
バモスの中で夜明かしかと思ったが、交番で同じマンションの人が女子大に避難していると聞き移動する。
毛布、食事の提供を受け本当にありがたい。友人二家族も避難してきた。

二本松

東北道を南下して二本松ICを過ぎたあたりの進行方向に、長い屋根の建造物が立ち並んでいるのが見え、不思議に思っていた。
休日、現場検証に行ってみた。

長屋風の集合住宅、市営住宅かなにかのようだった。
わかってみればなんてことはないのだが・・・

それだけでは何なので、二本松城址にも行ってみる。
結構な山で山頂(本丸)の眺めは素晴らしい。
あれが安達太良山、ではなくこちらは吾妻山。

麓は日本庭園。手入れもなかなか大変だ。

白虎隊ならぬ二本松少年隊というのもあったらしい。

後方の母の像がすごい。

長床

連休に裏磐梯へ。
ゆっくり出て、裏磐梯の「イル・レガーロ」でお昼。

クロカンをやって、翌日は会津へ。
長床新宮熊野神社に行ってみる。



会津若松に廻って七日町の蕎麦「中むら」

田舎風ではないおそば。おいしかった。

開成山の初詣

郡山で初詣といえば開成山大神宮
かどうかは知らないが(まるっきり嘘でもない)、家から近いので1月4日にお参り。

嘘でない証拠に(意味不明)、4日にも関わらずこんなに行列。

境内も混雑。

ずっと行列していた。

ゴッホ展

国立新美術館ゴッホ展を見に、東京まで日帰りで行ってきた。高速バスは片道4時間ぐらいだが料金は非常に安い。
ゴッホが特別好きかと聞かれると考え込んでしまう。好きな画家は、と聞かれたらゴッホの名前は浮かばないような気がする。
ひまわりの絵に法外な値段が付き、それを買ってお宝のようにしているのには首を傾げてしまう。
じゃあ嫌いかと言われればそういうわけには行かない。
北国から止むに止まれず都に出て画業を志した不遇の男。ぶきっちょで破滅的な生涯。そこに何か太宰のような津軽人、そして広く言えば東北人の姿を重ね合わせてしまうのだ。津軽には「わ、ゴッホさなる」と言った棟方志功もいた。ゴッホがもし津軽のねぶた絵や凧絵を目にしていたらよほど喜んでいたのではないかという気もする。
しかしゴッホが好きなのは東北人に限った事ではないらしく、国立新美術館は今まで見た事もないほど混雑していた。
目玉の「黄色い部屋の絵」(だったかな?いや「アルルの寝室」か)はやっぱり僕にはよくわからない。

ゴッホの画業について語るのは無論手に余るのでやめておくが、例によって自分で買うとしたら、「サン=レミの療養院の庭」の絵はまことにおだやかで美しい。彼の生涯を閉じる直前にはある種の平穏が訪れたのではないかと思いたい。

この円錐形は国立新だが、

こちらは六本木ミッドタウン。

細部はこうなっている。

帰りのバスはやや行きよりも早かった。郡山もクリスマス。