フランス絵画の19世紀

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みなとみらい線に乗り換えて横浜美術館印象派前後のアカデミズム絵画を主軸とした展覧会で、いろんな美術館の収蔵品を集めて展示。アングルの「パフォスのヴィーナス」が目玉というか、ポスターに使われているが、他にも良いものが多く、充実した展覧会だった。
特にカバネル、ボードリー、デュバルのヴィーナスを並べて、1863年の「ヴィーナスのサロン」を再現する趣向だろう(カバネルだけはジュルダンによるカバネル公認の模写、だったが)。当時の人気を3分したとあるが、1863年も21世紀の今もおっさんのいや、人間の好きなものはあまり変わっていないように思う。たとえばピカソの女性像とかとどっちかくれると言われたら、僕はまちがいなくこっち。ちなみにボードリーのは藤原紀香に似てると言ったら同行のヨメには否定された。
他にはデュランの「ヘベ」も印象的だったが、これなどはどうもいけないものを見ているような気になる。

この後中華街に行ってフカヒレ尽くしコースを食って帰る。