グッバイ、オレンジ

ポルトガルvsオランダは地上波中継がなかったので、朝のワイドショー(目覚ましテレビだったかな?)で結果を知る。
この対戦、日本とも因縁深き2国の対決となった。近代ヨーロッパが日本を「発見」したのはポルトガルの功績である。種子島に鉄砲とともに流れ着いたのはフランシスコ・ザビエルだっけ。(何ともいい加減だ。もっともザビエルはバスク人だったはずだが。ヨーロッパでも大変知名度のある人だったらしく、宗教画などにも登場している。)しかし、旧教国ポルトガルは宗教侵略を疑われ(実際そのつもりだったろうが)、新教国オランダだけが鎖国日本と経済交流することになる。印象派ゴッホ(も印象派か)に影響を与えたという浮世絵の輸出もオランダの手によったはずだ。浮世絵は貴重な陶磁器を梱包した今でいう新聞紙みたいなもんだったらしいが。それにしても歴史上のオランダ人というと画家の名前ぐらいしか思いつかないのはどういうことだろう。シーボルトはドイツ人だ。関係ないけどオランダ人の名前ってやたら長いか短いかどっちかなのか。ファンニステルローイ、ファンホーイドンク、ファンデルファールトにコクー、ロッベン、バウマだ。短いほうは普通かな。アベもサトーも似たようなもんだ。
ともあれ新教国は旧教国に破れ、大会を去る。ここまでチェコ横綱相撲かと思ってたが、ポルトガルの気迫がどんどん鬼気迫るものになっているような気がしてきた。フィーゴに一花咲かせてもらうのもいいかもしれない。2006年はまた別の展開になるだろうが。
帰りに有隣堂塩見岳の2万5千図を購入。バットレスのルート調べに広川健太郎の「アルパインライミング入門」(だったか?)も立ち読み。

#広川のヒロは旧字の方、書名は「チャレンジ!アルパインライミング」だった。